犬のフィラリアの予防期間について
2025.2.21 -[お知らせ]
今年も予防シーズンが近づいてきました。
狂犬病ワクチン接種やフィラリア予防、ノミ・マダニ予防などで飼い主様も忙しい時期になるかと思いますが、今年もしっかりと予防し安心して過ごせるようにしていきましょう。
●長野県のフィラリア予防推奨時期●
体内でミクロフィラリアが感染幼虫に発育するのに必要な積算温度の計算方法(HDU)から算出したデータによると、近年長野県の予防期間は5月~11月までではなく5月~12月までと推奨されております。
また、近年地球温暖化の影響で蚊の出現シーズンの延長や、室内で冬を越す蚊からの感染、また米国糸状虫学会(AHS)の推奨もあり、フィラリア予防薬の通年投与も提唱されるようになってきました。
★5月~12月までフィラリアの予防を行うケース★

1月から翌年4月まで休薬期間とし、予防開始2ヶ月前から抗原検査で感染の有無を確認し5月から予防を行います。
昨年度の予防薬飲み忘れや、冬期の感染が成立した場合は抗原検査で陽性となります。
★通年予防ケース★ しっかりと予防を行いたい方にお勧めです。

通年投与(通年予防)とは、休薬期間を作らず一年中予防を行う事です。
フィラリアを媒介するアカイエカは越冬し室内を好むため、冬でも環境が整えば繁殖し年中活動しています。また秋冬に生き残っている蚊はフィラリア原虫キャリアの確率が大きく上がるとも言われています。
またマダニは秋から冬にかけ孵化した幼ダニや若ダニの活動時期でもあることや、ネコノミも暖かい室内であれば繁殖し活動するため、ノミ・マダニに関しても冬期の予防を行うとより安心です。
休薬期間が無いため、抗原検査は不要です。
飼育環境により様々な予防パターンがあると思います。ご家族でご相談いただき、おうちの子にあった予防用法を選択していただけたらと思います。
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フィラリア症は感染すると命に関わる重大な感染症です。
推奨予防期間に予防をしっかりと行い、安心して健康な毎日を送りましょう!
ご不明な点やご相談などございましたら、お気軽に当院スタッフまでお声かけください🐶